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現役時代の海外滞在記、海外旅行記、写真仲間の記録です。


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ロシア出張

1969年2月ロシヤ・ナホトカに出張した。当時、横浜~ナホトカの客船航路が有ったが、我々はデンマークのケーブル敷設船、ストア ・ノルディスケ号 1500tで渡航した。客先のスーパーバイザーも乗船し船旅の始まりです。見送りに来た友人が、こんなに小さな船で日本海600kmを、乗り切るのか?!と、驚きと、哀れみの目で見ていた。船は最期の航海でこの任務終了後、廃船になる運命の老朽船で、船長が買わないかと、話していた。 我々の任務はKDDが新たに敷設した海底ケーブルを利用して、日本の直江津からロシアのナホトカ地上局を経由して、モスクワと結び、日本・ヨーロッパとの通信回線の拡充を図るもの。そのナホトカ地上局へ通信装置の輸送船に便乗し、渡航した物。横浜港を出港して太平洋岸を北上したが、津軽海峡を出るまでは穏やかな船旅でした。舳先が津軽海峡に出た途端、船はシベリアからの猛烈な向かい風の季節風で、進まなくなる。津軽海峡の日本海側に在る、小島、大島が操舵室のレーダーに映るが、島影は何時までも距離が変わらず船のスピードが、向かい風で上がらない事を示していた。船内では、揺れも激しく、上下に揺れるが、後尾のスクリューが海面上に出て、ゴーォと、唸る様に空回りする。食事時にはテーブルも揺れるが、身体を、椅子に落ち着かせるのも大変。テーブルの食器が滑り始めて動き出す。ボーイが直ぐに、白いテーブルクロスに水を撒き、食器の滑り止めを図る。更にテーブルの周囲に10cm位の板を立て、物が下に落ちない様に囲いを付ける。普段は下に、ぶら下がる様に垂れ下がっているが、非常時に180度起こすわけ。その状態でも、テーブルは波の上下で傾くが、どうにか、木枠の中へ肘から腕を入れて食事できるが、何人かは船酔いになる。荒れた船上で美味い酒と、美味しい料理を食し、お腹一杯になる剛の者も居た。船は揺れるが、当然、波飛沫も甲板を洗い、冬の氷点下の甲板で、飛沫は船上のロープから手すり等、あらゆる物を氷で覆い尽くす。乗組員はそれらを放置すると、船の転覆に繋がるので、片っ端からハンマーで氷を叩き落とす。甲板は氷で滑り易く転べば、荒海に飲み込まれる危険な作業です。船員で甲板員は香港からの雇用で、全員が中国人でした。
by gantou | 2012-03-23 18:37